ぼんじん主義。

気が弱くても、しなやかに生きていける強さを求めて。

”挑戦に年齢は関係ない”ことを自分の人生で証明したい。

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こんにちは、くずもと(@kzmtmzk)です。

 

この記事では、大学院中退から現在までの歩みと、これからの決意を書きました。

 

こんな人間もいるんだと興味を持っていただけたら嬉しいです。

 

 

大学院を中退して、ようやくスタートラインに立った

僕の人生は、2年前に大学院を中退してから始まりました。

 

それまでは意志もなく、高校〜大学〜大学院という社会のレールに乗るだけの日常。

 

情報工学を専攻して感じたことは「やりたいことじゃなかったなぁ…」でした。

 

しかし、一度乗ったレールから外れる勇気もなく、惰性で進学を繰り返しました。

 

将来のことをちゃんと考えるようになったのは、大学院で就活を迎えた頃です。

 

ずっと心の違和感に背いてきた人生が、これから先も続いていくことを想像すると苦しくなって、退学を決断しました。

 

やりたいこと探し

できること(専門分野)の中で将来を考えていたことを反省して、やりたいこと探しから始めました。

 

ITベンチャーでのインターン、学習塾での勤務を経験して、現在は出版社にパートタイムで勤めています。

 

転々としていますが、どれも自分の意志で決断したことなので後悔はありません。

 

専門性も持たない中で働くチャンスを頂けたことに感謝しています。

 

ただ、目的にあった答えは見つかりませんでした。

 

大企業志向に捉われすぎていた反省から飛び込んでみたITベンチャーでは、B2Bにどこか対ヒトではない無機質さを感じました。

 

お客様自身と関わる仕事がしてみたいと飛び込んだ学習塾では、夜型の生活リズムが合わなかったり、高校生のほとんどが大学受験を人生のゴールと捉えている状況にやるせなさを感じました。

 

そこから、読書が好きだから本の制作に関わってみたいという興味と、友人の紹介もあって出版社に飛び込みました。

 

しかしパートの仕事がら、ひとりで完結するタスクばかり。

 

内向的な気質の自分には合ってるけど、コミュニケーションが希薄でモヤモヤするようになりました。

 

答えは自分の中にあった

今年に入ってから、学生時代にやっていたベースを久しぶりに弾いてみました。

 

指先でリズムとメロディを表現する心地よさがたまりませんでした。

 

脳に浮かんだ言葉は「これだ!」

 

それからというもの、現在毎日ベースを弾いています。

 

そのうち、フタをしていた音楽への気持ちを思い出すようになりました。

 

「やりたいことが見つかった気がする…!」

 

やりたいことを自分の外側に探し求めていましたが、答えは自分の中にありました。

 

ロックに心が救われた人生

僕は学生時代、傷つくのが怖くて自分の殻に閉じこもっていました。

 

でも心の片隅でつながりに飢えていて、ドロドロとした感情が溜まっていく毎日。

 

そんななか、鬱屈とした想いに寄り添ってくれたのがロックでした。

 

休み時間になるとクラスメートの談笑の輪に加わらず、すぐさまイヤホンをして机に顔を伏せてウォークマンでロックを聴いていた高校時代。

 

ロックのおかげで「僕はひとりじゃないんだ…!」と思えました。

 

純粋な憧れからベースを始め、大学に入るとコピーバンドで演奏活動をスタート。

 

バンド活動をするようになって初めて、人とつながる喜びを実感しました。

 

リズムとメロディを支えるパートとして他のメンバーの役に立てた喜び、ライブで手拍子をして観客と一体感を作り出せた時の喜び。

 

少しだけ殻から飛び出す勇気と自信を手にした経験でした。

 

今だから言葉にできる自分の弱さ

バンド活動で少しだけ自信と勇気を手にしましたが、本音にフタをしてしまうクセはなかなか抜けません。

 

心のどこかで「本当の自分をわかってくれる人はいない…」と壁を作ってしまう感覚。

 

原因は子どもの頃の経験にあります。

 

  • 小学生時代のあだ名のせいで、本音にフタをするようになったこと
  • 親からモノみたいに扱われているような感覚のせいで、家に居心地の悪さを感じたこと
  • 中学時代、親友と縁を切ったせいで、味方が誰もいなくなって学校に居場所を失ったこと

 

長い間「家にも学校にも居場所がない…」と感じて、殻に閉じこもっていました。

 

そんな人間でも自立して社会で生きていかなければなりません。

 

弱さをさらけ出して生きていくか、仮面を被って生きていくか。

 

選んだのは後者、ラクな道でした。

 

そこそこ器用だったせいか、心の底に抱えた乾きを表に出すことなく社会を生き抜く術は身につきました。

 

しかし、人と関わる中で喜びや嬉しさを感じても、虚しさが引っついて離れない感覚。


思い返せばITベンチャーインターンをしていた時、正社員にならないかと提案して頂いたことがありました。

 

自分の存在が認められたようですごく嬉しかったのですが、同時に恐怖心もありました。

 

ここは本当に自分の居場所なのか。

 

結局自分をさらけ出す勇気はなく、逃げてしまいました。

 

その後も、いろんな環境に自分の居場所探しを繰り返す人生。

 

原因は、自分の弱さを受け入れて、人と真剣に向き合おうとしなかったからなのに。

 

ラクな道に逃げ込んでも心は救われませんでした。

 

変わるチャンスはたくさんあったのに逃げ続けてきた、
自分の弱さから目を背けて人生に諦めを感じていた、
そんな人生を変えたいと思うようになりました。

 

25歳からの挑戦

25歳を迎えた今、ようやく志が見つかりました。

 

ー人生に諦めを感じる人の力になりたいー

 

殻に閉じこもっていた僕をロックが救ってくれたように、今度は僕が生きづらさを抱える人の心に届く音楽を創りたいと思うようになりました。

 

音楽の知識や経験・実績はこれからです。

 

独学でベースや音楽理論DTMなど音楽の勉強を始め、新しくバンドも組んで0からの挑戦をスタートしました。

 

かつてフタをしてしまった音楽への思いに、今はしっかりと向き合ってみたいと思っています。

 


そしてもう一つ、自分の人生で証明したいことができました。

 

ー挑戦に年齢は関係ないー

 

音楽が好きという気持ちに従ってひたむきにアクションを起こし続けることで、自分の人生がどう変わるのかを試してみたい気持ちもあります。

 

25歳からのスタートなので世間的には遅いと考える人が大多数かと思います。

 

それでも、僕の不器用な生き様を通して誰かの力になればいいなと思っています。

 

最後に

最後に、1つ無様を晒して締めくくりたいと思います。

 

音楽を学びたいという思いから、レコーディングエンジニアのアシスタントを募集している企業に興味を持ったので、思いの丈を綴って応募しました。

 

その時の手紙がこちら。

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 結局、連絡はきませんでした。

 

後から振り返って、未経験からの応募は拒絶されるよなぁと、絶望した気分になりましたが、チャンスだと感じたところにはどんどん飛び込んでいくと決めました。

 

そんな人間もいることに興味を持ってもらえたら嬉しいです。

 

最後までご覧頂きありがとうございました!

 

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